第55回 日本小児歯科学会大会

大会長挨拶

第55回 日本小児歯科学会大会会長 牧 憲司

第55回 日本小児歯科学会大会の開催にあたって
第55回日本小児歯科学会大会会長
九州歯科大学口腔機能発達学分野教授牧 憲司

会員の皆様には益々ご健勝にお過ごしのこととお慶び申し上げます。平成29年度の公益社団法人第55回日本小児歯科学会大会の大会長を拝命した九州歯科大学口腔機能発達学分野の牧 憲司です。我々の分野が今年度の本大会を担当させていただくことになりました。北九州市での開催は実に32年振りとなります。また公益法人化した最初の記念の年に大会を主催することを非常に光栄に思っております。

会期は平成29年5月25日(木)、26日(金)です。会場はJR小倉駅から徒歩5分程の西日本総合展示場新館・AIM3階となっております。現在、医局員を中心として準備を進めております。メインテーマは「未来を担うこどもたちのより良い口腔育成を目指して」です。

生涯にわたる口腔の健康を維持していくためには,小児期からのより良い口腔育成が根幹にあると言っても決して過言ではないと思います。少子高齢化の現代であるからこそ保護者の目は一層子どもたちの口腔に向けられています。社会的にみても少子化対策として,未来を担う子どもたちのために多くの支援対策がとられ始めております。そのような意味からも今後,小児歯科の重要性は,一層クローズアップされてくるものと確信しております。

大会は以下の内容を用意しました。特別講演1は、九州大学教授の自見英治郎先生に「骨吸収の分子メカニズム」について最新の知見を講演していただきます。また特別講演2では,みらいクリニックの今井一彰先生に「呼吸器としての口腔を考える~息育の進め〜」と題して鼻呼吸の利点・欠点を口呼吸と対比しながら講演していただきます。教育講演1は、おおの小児矯正歯科の大野秀夫先生に「楽しく長期にわたる歯と口の健康づくり–子どもに歯科医院を嫌いにさせないために-」について先生の長い臨床経験に基づいた工夫や運営について講演していただきます。教育講演2は、いさはい歯科医院の佐藤享至先生に「全身の成長発育を理解して咬合の変化を読む」と題して全身の成長と顎顔面の成長の特性を理解することの重要性について講演していただきます。シンポジウム1は、「早期からの咬合治療」について臨床家として幅広くご活躍中の3名の先生に,またシンポジウム2では「口腔リソースからの再生医療の展開ー歯の再生から全身疾患の治療までー」のテーマについて最先端でご活躍中の3名の先生方に講演していただきます。JSPP企画特別講演は、日本学校歯科医会会長の丸山進一郎先生に「楽しくなる学校歯科保健」-これからの学校歯科医-について学校歯科保健の課題とこれからの学校歯科医に求められること等について講演していただきます。その他にも女性小児歯科委員会企画のリレー講演、市民公開講座、歯科衛生士委員会企画セミナー、認定歯科衛生士委員会主催歯科衛生士認定更新必須研修セミナー、会員向けセミナー、ランチョンセミナー5題、研究倫理セミナー、社会保険委員会ワークショップ、専門医委員会セミナー、ポスター展示発表、企業展示等充実した内容を用意させていただいております。

非常に充実したプログラムを準備いたしましたので皆様多数のご参加を心よりお待ちしております。本大会が日本小児歯科学会の更なる発展と会員の皆様の臨床のスキルアップ,また小児歯科医療にたずさわる方々全てに有用になることを祈念しております。最後になりましたが本大会開催にあたりご協力とご協賛賜った関係各位に厚く御礼申し上げ,大会長挨拶とさせていただきます。